豊臣秀吉の死因は天ぷらではなく、ガンによる衰弱死だった!?

豊臣秀吉といえば、庶民階層出身で、織田信長の草履取りから、天下人にまでに成り上がった出世人です。

しかし、天下取りの後、性格が一変しています。

秀吉の心身に何が起きたのでしょうか?

彼が生きた戦国時代における環境の激変は、少なからぬストレスを与えていたはずです。

また、天下人という立場は多忙を極めたうえ、難しく責任ある判断を常に強いられ心身も疲労しました。

ストレスにより衝動の制御がきかなくなったのかもしれません。

天下を取った秀吉の病気の症状を見ていきましょう。

疑い深くなり、性欲が暴走する

まず人を疑い始めます。

猜疑心( さいぎしん)が強くなり、残酷な所業が目立つようになってきます。

天下を取って敵なしとなり、周りの人間を疑い始めました。

まず諸大名の奥方たちを人質として大坂城下に住まわせ、次々と手籠めにしました。

人質をとって逆らえなくし、さらに自分のおもちゃにするという、中々のゲスっぷりですね。

秀吉はもともと性欲が強かったのですが、年をとると異常に強くなっております。

昔は色情狂と呼ばれていました。

性欲を抑制する機能が障害されており、現代の精神医学では、素行障害の一種に数えられます。

うつ病を発症する

天正19 (1591)年に秀吉の愛児、鶴松(つるまつ)が夭逝します。

実は鶴松は秀吉は50歳を過ぎてから初めて授かった子でした。

それだけに、その喪失感は計りしれません。

これがうつ病を発症させる引き金となった可能性があります。

さらにこの後、秀吉の生母である大政所(おおまんどころ)が亡くなってしまいます。

秀吉は号泣し、卒倒するという反応を起こしており、この激しい感情の起伏はうつ病の顕著な症状と見てとれます。

天下を取って周りに信じられる人が少なくなり、母と息子を失うのはあまりに辛かったのでしょう。

ストレスやうつ病は、神経細胞にダメージを与え、認知症を誘発させることがあるといいます。

認知症を患うと、物を盗られたと妄想するなど猜疑心が異常に強くなります。

例えば謀反を疑って甥の秀次を切腹させ妻子を残酷に処刑しています。

また、時に幻覚を見たり、錯覚を起こして異常行動をとったりすることもあります。

晩年に中国大陸征服の誇大妄想にかられ、朝鮮半島に出兵するという無謀な行動なども、認知症が影響していたのでしょうね。

認知症を患い、朝鮮出兵へ

秀吉は急速に病状が悪化します。

認知症も初期のうちは、正常に物事を判断している時と、異常な思考や行動 に陥る時が交互することがあります。

ゆえに、初期の段階では他者は精神に異常をきたしていることを察知しにくいのです。

しかし、朝鮮出兵が開始された頃になると、秀吉の異常は誰の目にも明らかなほどになっていました。

だが、相手が絶対権力者であるだけに、意見できる者はいません。

日本が破滅する前に、秀吉に死んで欲しい、そう願うしかありませんでした。。。

そして、やがて願いは現実のものとなります。

第二次の朝鮮出兵(慶長の役)でも日本側は苦戦、その状況を打開する大攻勢が計画されました。

しかし朝鮮半島に展開していた諸将のもとへ、突如として帰国命令が届けられました。

慶長3 1598)818 日、秀吉が死去したことで朝鮮出兵が中止されたのでした。

進行性がんの可能性。そして亡くなる

秀吉は亡くなる2カ月ほど前から食欲不振に陥り、ほとんど食べずにやせ衰えていきました。

下痢と便秘を繰り返しながら、そのうち腹痛や手足の痛みも訴えるようになります。

最期は意識が混沌してうわごとを言いながら、衰弱して死んでいったといいます。

専門家によると、この症状からは胃がんか大腸がんの末期が疑われています。

体調を崩してから 死亡するまでの期間が早かったことから、スキルスなどの進行性胃がんだった可能性も高いのです。

また、脚気の症状に似たところがありました。

この時代になると麦飯や玄米ではなく、白米が常食されるようになりました。

白米のみだとビタミン不足から脚気を患ってしまいます。

脚気が重篤化すると 心不全などを併発して死に至ります。

食欲不振と下痢により、体重は著しく減少しました。

腹部や手足に痛みを感じるのは、消化器系がんの症状の特徴といえます。

結局秀吉はがんにより衰弱死したというのが一番可能性が高いとされています。

最後に

秀吉の病気についてまとめましたが、いかがでしたでしょうか?

秦の始皇帝もそうでしたが、天下を取った後に周りを疑い、暴君になるのは古今東西変わらないのかもしれません。

そして暴君秀吉の後に天下を取った徳川家康は見事に最期までボケず、長寿を全うし、江戸幕府を繁栄させます。

実は天下をとるには誰よりも健康で長生きするのが秘訣かもしれません。

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